そういえば僕は以前、Happy Hacking Keyboard=HHKというキーボードが好きで愛用していましたが、現在はそれを所持しているにも関わらず、AppleのMagic Keyboardを使っています。こいつです。
見ての通り、キーストロークがノートパソコンのキーボードに近く浅いです。ペタペタです。僕は打鍵が強い方なので、HHKの方が似合っているかもしれません。が、モバイル用のノートパソコンとしてMacBookも使うので、そちらに迎合する意味でもペタペタキーボードを「打ちにくいな!」と思いながらも修行のように利用していました。そしたらある時から違和感なくタイプ出来るようになりました。ようは何が言いたいかと言うと、人間というのは選択肢を狭めて使っていけば、そのデバイスにしまいには慣れる。ということです。
iPhoneの衝撃
最初、初期のiPhoneが発表された時に
あんなカマボコ板で電話すんの?
って思いました。でも今となれば(電話はそんなしなくなったかもですが)みんな使います。当然僕もです。スマホの画面がデカいものですから、パソコンでWebを見る時代からスマホでアプリを使う時代となりました。大きく考えれば、先ほどの僕のペタペタキーボードのようにスマホというデバイスに人間が慣れたと言う具合でしょうか。
新しいデバイスに人間が慣れると... 面白いのはそれによって体験するための「フォーマット」や「コンテンツ」が変わってくる件です。テレビやパソコンは横長ですが、スマホは手に持った状態だと縦型の物理的画面構成をしています。そうすると縦型に合わせたフォーマットが出現して、さらにコンテンツも変わって来てるんすよ。
Instagramのスクエア写真
今ではそれ以外も投稿可能ですが、Instagramでは写真を正方形の画角にして投稿させています。
フィルム時代の写真の標準画角は「3:2」と言われています。Instgramが若者に大人気のご時世「写真と言えばインスタ!」となれば、その人にとっては写真の画角は「1:1」になるんすよね。画角が変わるとフォトグラフィーの手法が変わってくるわけで、どのような構図で何を取るか?といったコンテンツの部分も変えてることになります。例えば料理撮るにしてもこういうスクエアにフィットする写真が見栄えがいいとか。
iPhoneが登場し、スマホに人が慣れ、そこにフィットさせるフォーマットとしてのInstagramが登場し、写真の概念も変わっていくかも?これってなんかすごいと思いました。
縦動画
急にエロい話になりますが、DMM.co.jpを覗いてると以前から気になったものがありまして... それがスマホ対応を謳う縦動画というものです。
僕もエロサイトを運用しているので分かるんすけど、スマホでエロ動画見たいっていうニーズは年々高くなってまして、そこに合わせるという意味ではこのフォーマットが出てくるのは妥当な気がします。で「ほんとにみんな縦型でスマホ持って自慰行為している」という仮定ならば!やはりコンテンツも変わってくるのではと思います。そしてエロ動画の標準がテレビの横長画角からスマホの縦型画角へ以降した際には(一概にそうなるとも言い切れませんが)、コンテンツばかりではなく「男子小中学生が一番最初に目にするデフォルト体位」が変わるんじゃないかと感じています。つまり現状の「正常位がデファクトスタンダードだろ」みたいな風潮が一気に「え?立ちバックでしょ」になる可能性もあるんすよ。だって縦で見栄えがいいの立ちバックか仁王立ちフ◯ラだからねぇ。
Exileの戦略
似たようなものの成功事例としてAKB48とEXILEが挙げられる。孫引き的な知識で申し訳ないが、テレビが「16:9」の画角になって横長になるタイミングで、ヒロかなんかが、EXILEをやる時に「(フォーマットが)横長になった時に見栄えがよくなるように人増やそうぜ」としたらヒットしたとかそんなん聞いたことある。愚直にデバイスやフォーマットに合わせにコンテンツをつくるのは大事かもしれない。
まとめ
PS VRの発売があったので、なんとなくツラツラと最近よく考えた「デバイス」「フォーマット」「コンテンツ」そして「体位」などについて書いてみました。デバイスをつくるのもいいけど、新しいデバイスに人間(社会)が慣れた瞬間を捉えて、そこにコンテンツをフィットさせていくのもいい戦略なんじゃないかなーって思います!
PS.
最近更新出来てないけど、するけど、Podcastやってます!タイトルがたまにシャ乱Qみたいらしいです!