大晦日から年明け、そして今もロンドンにいる。嫁が見つけてきたHISの格安ツアーで初めてのイギリスに訪れた。
イギリスと言えば僕の若かれし頃、その自分の労力の多くを費やしたサッカー、そしてビートルズを発端とするUKロックが産まれた場所である。以前からそこがどんなところか?が気になっていた。この偉大な文化がなぜ産まれたのか?少しでもこの目で確かめたかった。
ヒースロー空港に着くとSIMカードの自販機でEEというプロバイダのプリペイドSIMを30ポンドで購入。日本では先日から「IIJmio+SIMフリーiPhone6s」でモバイルを運用していたので、そのままiPhoneに挿してネットが使える。便利な世の中だ〜と思ったものの、dmm.co.jp
を始めとしてエロサイトはロックがかかっていて見れない... なんてこった!クレジットカードで年齢認証すればイケるっぽいが日本のクレカだからか不可能、塞がれている。
年明けの瞬間はホテルよりももっと都市部のところで花火が上がったりするらしいが、12時間のフライトで疲れていたんで、日本食のデリを購入し、日本から持ってきた「どん兵衛」で年越しそばと共に過ごす。「マズい」と誰もが言っていたイギリスの飯はとりあえず食わない。
翌日の日本で言う「元旦」2016年1月1日からはロンドン観光。イギリスの日の出は8時頃と遅い。朝焼けの様子。
初詣。というわけではないがウェストミンスター「寺院」に行く。ダーウィンやニュートンが収められているらしく、偉大な彼らの名前が掘られた「石」の上をズカズカと歩いて行く感じが面白かった。
昼飯にいよいよ「フィッシュ・アンド・チップス」を食べる。日本でもダイニングバーみたいなところでオシャレに食べることが出来るが、本場のそれはすげータンパク。魚はデカく、ポテトは重い。それぞれカリカリして美味しいとは思うんだけど、だけど、だけども... 「下味」とかそういう概念は無いのだろうか。
大通りではニューイヤーのパレードをやっていた。デカい「高円寺の阿波おどり」という感じ。なんとなく街の様子を見ると「上品な」印象を受ける。
ところで、分かってはいたが、イギリスはとにかく天気が悪い。晴れ間なんて拝めない。雨が降ったりやんだり。これが日常だと考えると鬱屈とする。
ついでに物価の話をすると「日本と比べる」という前提ではあるが、たけ〜。コンビニ的な商店で「なるべく安く」買った500mlのペットボトル「コカ・コーラ」が1.25ポンドだった。今のレートだと「1ポンド=175円」である。またデパートに入ってた無印良品を覗くと日本の商品がそのまま陳列されていて、税込み800円の商品で「7.95ポンド」とのこと。
観光地で一番興味を引いたのは「The Wallace Collection」という博物館。Wallenceさんという方の私物の美術品や骨董品が大量に展示されている。入場料は無料で物価が高いロンドンでは嬉しい。
注目すべきは昔の騎士達の鎧や剣がたくさん展示されていること。個人でこれ所有しているってマジでWallenceさんは変態だと思う。エキシビションで、鎧の内側に着る「鎖のカブト」があったので被ってみた。重い...
ロンドンで一番見てみたかった景色がSOHOという場所にある。高校生の時に友達からCDを借りてハマったUKロックの巨匠Oasis。そのアルバム「(What's The Story?) Morning Glory」のジャケットで使われている写真の場所がここ。まさにここ。なんか感動。
ってことで、本日丸一日また観光で過ごしてから明日、日本への帰路へたつ。まぁなんとなく僕の好きなサッカーとロックが産まれた理由が分かった気がしないでもない。決して、天気が悪いから、飯がタンパクだから、物価が高いから「面白くない」わけではなく、非常に楽しい旅行になりつつあってよかった!
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