8月20日〜22日までの3日間、東京ビックサイトにて開催された「YAPC::Asia Tokyo 2015」に「参加&トーク」してきました。
昨今のYAPC運営母体である「Japan Perl Association」が主催する「YAPC::Asia」は今回が最後となります。 YAPC::Asiaは今回でちょうど10周年目、会場が東京ビックサイト、そしてラスト。 主催の @lestrrat さんが「大花火を上げるぞ!」と 言っていた通り「ドでかいYAPC」でしたね。@lestrrat さんをはじめ、スタッフの方々、参加者の方々、スピーカーの方々お疲れ様でした!
#yapcasia
僕はYAPC::Asiaには2008年から参加したのですが、
その当時からYAPC::Asia関連について、Twitterでは#yapcasia
のタグをつけてツイート、また、その他Flickr、YouTube、はてブなどでもこのyapcasia
というタグが付けることが推奨されていました。
特にTwitterの検索を駆使すると、YAPC当日にはトークの感想がリアルタイムに流れているのを見ることができ、YAPC終了後には感想ブログ記事を追うことが可能です。
今現在もものすっごい量のツイートがバンバン上がってるので、熱量感じますねぇ〜 普段からオンラインのツールに強い属性の人たちが参加するオフラインのミーティングってことでTwittr etcも含めて楽しめるってのがなんつーかYAPC::Asiaの特徴かと思いました。
ちなみに
を僕はTwitterクライントの検索窓に入れてずっとツイートを追ってます。
さらに今年はtogetterさんがスポンサーだったのでこうしたツイートをトークセッションごとにリアルタイムにまとめてくれて、発表が終わったらもう「まとめ」が出来てる状態になってて めっちゃいいな、って思いました。
Podcastを支える技術、エンジニアのためのWebメディア、そしてCPAN
僕は21日YAPC本編1日目に60分の枠で「Podcastを支える技術、エンジニアのためのWebメディア、そしてCPAN」という題名でトークさせていただきました。
60分という尺の発表は初めてなのですが準備していくと
- 言えることは以外と少ない
- とはいえ時間が長めなので疲れる
ということが発覚。「エンジニアでもコンテンツ発信したいよね!」ってことに関してもっと話したかったところをシュリンクさせて「Podcast」に照準を絞って話させてもらいました。
上記した通りtoggeterでもまとめてもらってます。
「Podcast」とニッチなテーマになりましたが、実際やッてみたい!と思ってくれる方が意外や多くて良かったです。
Podcastやりたくなるw #yapcasia #yapcasiaE
— 高木 翔太 (@0su43) 2015, 8月 21
podcastやってみたい
#yapcasiaE
— Fat fat fat!@Niigata (@dictav) 2015, 8月 21
- PodCast を始めるためのツール、意外を自分には揃ってるじゃないか!
というコトに気がつけたのが良かったです。
あ、あと、ひたすら僕が使っている機材を生々しく販売価格付きで紹介するコーナーがあったのですが、それによって「Podcastお金かかるんじゃないの...」という印象を持たれちゃったかもで、反省してるのですが、最小限でやればOKだと思います。例えばの構成ですが
- ドメインは最初取らないでfeedburner使う=0円
- サイトは既に持っているVPS or Blogツールを使う=0円
- マイクはお手頃なUSBマイクを使う=1万円前後
なんてーのがオススメです。USBマイクは予算に合わせて適当に... 発表内でも話したとおりいわゆる「静かな場所」で録音すればなんとかなります! ちなみに、僕が持ってる毎回「手荷物検査場」で止められるマイクはコチラです。飛行機に手荷物で持ち込まなければオススメですねw
audio-technica オーディオテクニカ / AT2020USB+ USBマイク
- 出版社/メーカー: audio-technica
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
YAPCあるある
所属している(株)オモロキでスポンサーしているってことで、いつの間にか、鎌団子さんとこんなトークセッションをやることになりました。 過去の実行委員長もしくはメインオーガナイザーを呼んで、YAPC::Asia10周年を振り返るというコーナーです。出演者は僕ら2人に加えて、
- @miyagawa
- @takesako
- @941
- @lesstrat
と合計6人。豪華メンバーになりました。
トークセッション、もしくはメンバーの性質上「時間配分」がちょうどよくいくか?が心配だったのですが、皆さんさすが。 ピッタリ本編のトークが終わり、予定通りの質疑応答時間を確保し、皆さんいいバランスで喋ってもらいました。 僕自身も楽しかったです。
トークを聴くのは素人?
YAPCあるあるのセッションで @941 さんが
YAPCでトークを聴くのは素人ですよ
みたいな発言しててウケた。 玄人か素人か?は置いといて、確かにまじめに毎回トークセッションの話を聴く必要はないよねぇ、とは思うし、僕自身自分が話す立場だったので、体力温存or体力消耗のためにあんまトークは聴いてない...
とはいえ懇親会も含めて色んな人と話してすっげー刺激になりました。 ゲストで来ていた、現在goの開発者であり、昔はGearmanなど数々のイケてるプロダクトをつくっているbradfitzとサシで話したのも楽しかった。
俺「こういうプロダクトでGearman使ってるぜー」
bradfitz「Gearman速いだろー」
俺「Gearman好きだから、君にありがとうって言いたかったんだぜ」
bradfitz「ところで俺は最近Perl書いてないぜ、goだぜ」
俺「goのいいところを教えてくれ」
...
また、goに限らず、ベストトーク賞2位、3位で話題を独占していた「HTTP/2」や「Electron」とかとか気になる技術が出てきてワクワクします。
ありがとう!
このように楽しかったYAPC::Asia Tokyo 2015が終わり、来年には「本当にYAPCは無いのー?」って心情かもしれませんが、とりあえず「YAPC::Asia」という存在にありがとうと言いたいです。 2008年に初参加していきなりLT発表したら @yappo さんに「いい発表だけど、笑いどころないよね」ってマジレスされたこと。 悔しいので「miyagawanize」というスペシャルなネタのLTを英語でトークしたら爆笑ゲット出来たこと。 たぶん歴代最高、2回もベストトーク賞を取れたこと。 1回のみになっちゃったけど実行委員長を経験出来たこと。そして何より、色々な人と出会えたこと。 とにかくこのYAPC::Asia Tokyoのおかげで成長出来ました。本当にありがとう!!