天然パーマです。

My Summer is Over, YAPC::Asia 2013

好きな季節は? と聞かれると花粉症の春、雨が降る梅雨を除いて... と消去的に考えがちですが、 とはいえ気分が高揚する熱い夏が好きだなーって結論になって大抵「 」と答えます。 そんな夏がこのBlogエントリーを期に終わろうとしています。

毎年、プログラミング言語Perlの祭典である「 YAPC::Asia 」は季節の節目として存在していて、 大抵9月/10月の夏から涼しくなる時期に行われる開催されています。なので僕は

YAPCが終わるまで夏だ!

なんて勝手に思い込んでいます。「YAPCの感想Blog記事を書くまでがYAPC」という素晴らしい スローガンがあるので、この記事をポストした時点で2013年の僕の夏は終わりますね。 実際、YAPCが終わってからここ数日はちょうど涼しくなって、それがまた、 一抹の寂しさと共に名残惜しさを感じています。

IMG_1553.JPG

季節の節目としても僕の中にあるYAPC::Asiaですが、それが「 いつも存在している 」ことに対しての危機が 顕在化したのがクロージングでのYAPC運営トップである牧さんの発言でした。

YAPC::Asiaのキーマンである「牧さんとくしいさん」がその運営から引退するとのこと

これはつまり「俺がYAPC::Asia 2014をやるぜ!」と言い出す人がいない限りは来年のYAPC::Asiaは 開催されず 、 当たり前に存在していた僕にとっての夏の終わりが不明瞭になることを意味します。 暑い夏のラストを飾るにふさわしい熱いイベントであるYAPC::Asiaが無くなることは非常に残念で、 ただ、自分のおかれている身としては「俺がやるぜ!」とも言いがたい状況でもあり、 モヤモヤした気分で一杯になります。

声を上げてくれる人がいるとしたらそれがベストで何か僕に助けられることがあればいくらでも 協力したいのですが、それもまた他人任せな気がするんで、ウマい方法を模索したいところですし、 一人で出来ないところをチームで解決出来るとしたらその一員として声をかけていただきたいと思っています。 夏のフィナーレを飾るイベントの灯火をこのまま消したくはありません。



さて、今年の夏の終わり「YAPC::Asia 2013」はどうだったか?相変わらずエキサイティングなイベントでした。 僕はなんだかんだ、非公式イベントも合わせて4つの発表をさせてもらいました。

  • LTソン「サンフランシスコIT企業見学とその雑感」
  • 本編 LT「YAPC::NAへ行って来た」
  • 非公式イベント 大人のYAPC キーノート
  • 本編 一般発表「Mojoliciousでつくる!Webアプリ入門」

発表前は落ち着かなかったり、発表後はやりきった感に満ち足りていたために他の個別トークはぶっちゃけ全然 聞いていないのですがw 前夜祭の夜に朝4時までとある方とサシのみをしたり、初めて会う方とお話出来たり、所属するオモロキでスポンサーをしたためにそのメンバーに雰囲気を体験してもらったりと様々な絡みがありました。

各トークセッションは俯瞰してみるとどうもWebアプリ開発の話とテストの話が多かったようで、世の中の関心具合が分かりますね。また、プレゼンが行われている会場を見ると、参加者の人がだいーぶ真面目にトークを聞きながらメモを取っていたりして、それはそれでいいのですが、hallway=廊下でのコミュニケーションがもっとあってもいいんじゃないかなーなんて思いました。



僕のトークで一番デカイのが一般発表で40分間の「Mojoliciousでつくる!Webアプリ入門」でした。 本来ならもう少しMojoliciousの奥深いところまで話したかったのですが、どうしても、ターゲットを初心者に 絞りたかったので導入の話題が多かったです。発表資料はこちらに貼付けるので、参考にしてください。

Mojoliciousでつくる! Webアプリ入門 from Yusuke Wada

なるたけ「表に現れていないビギナー層に向けて」という方針で噛み砕いて説明してみたのがよかったのが、 ありがたいことに「 ベストトーク賞1位 」をいただきました!なんと2年連続です。 若干すいません><という感覚もありますが、発表するからには狙うために頑張りました。

IMG_1576.JPG

嬉しかったです&ありがとうございました。副賞が海外カンファレンスへの渡航費補助なので、 今度はYAPC::Europe行きたいなーなんてぼんやりと考えています。

また、Mojoliciousについて、Webアプリのつくり方について、深堀したいという要望を聞くので、 今後このBlogでも何かしらネタがあれば共有していきたいですね。



こうして、一年の節目に当然のごとくなっていたYAPC::Asiaはスタッフの方々に 支えられているのだなーと「失われつつあり」はじめて分かった感もあります。

IMG_1565.JPG

本当に牧さん、くしいさんお疲れ様でした!そしてありがとうございます。 来年もYAPC::Asiaが行われますように。

Shut The Fuck Up And Write Some Code

ではないですが、願うだけじゃなく、実際のアクションが出来ればいいですね。 ひとまず、ありがとうYAPC::Asia 2013!これで僕の夏が終わります。