大学の時分、研究室の先輩だったクロさんのお誘いで就活中の学生向けのトークイベントに出演することになりました。詳細、応募ページは以下です。
おそらくそのクロさんとディスカッションということになりそうなんだけど、個人的におさらいってな感じで学生時代、特に研究室での出来事をポツポツと思い出してみます。
研究室に所属する経緯
俺が入った慶應のSFCっていうキャンパスは一部を除き何年生でも研究室に入れた。 入学したて1年の春は、受講したドキュメンタリー作品をグループワークでつくりあげる授業があって、 それに随分と労力を費やした。残留と言って学校に泊まりながら課題をすることが許されているので、1週間家に帰らないで、今では扱い方を忘れてしまったPremiereを使い編集作業をするなんて日々が続いた。 まぁそんなこんなやってたら優秀作品的な立ち位置に選ばれて授業が終わった。
1年の秋にその授業の担当教授だった奥出直人先生からお声をかけてもらい、プロジェクトの手伝いをしたりしてるうちにいつの間にか研究室に居座るようになったというのが研究室に入る経緯だ。
研究テーマ
研究のテーマはまぁぶっちゃけどーでもいいんだけど、一応紹介しておくと、 その分野では「インタラクション」とか「メディアアート」に近い部類。 ユビキタスって言葉が使われなくなっちゃったけど、いたる所にコンピュータが偏在している世の中で、 どのようなメディアやツールが産まれるのかを自分たちで考えてデモまで持っていくということをやっていた。
大学院の時には moo-pong というおもちゃみたいなデバイスをつくって、 2005年の SIGGRAPH Emerging Technologies っていう割とハクがつく学会の展示に通った。
「映像の万華鏡」になっていてデモを見れば一発で分かるんだけど、なかなか説明するのが難しい。 老若男女万人にウケてデジタルアートフェスティバル東京というデモ展示会で人気投票一位になったりもした。 トロフィーを受け取った時には嬉しかった。
地獄研究室
と、結果的に残った(残した)功績を紹介すると印象はいいのかもしれないが、 実際にはこの研究室「地獄研究室」と裏では言われているほど厳しいものだった。 簡単に言うと本をたくさん読まされ、毎週プレゼン資料つくらされ、挙げ句の果てには教授に全否定される なんて感じ。まさに外道。
おかげさまで鍛えられました...
DNPハウス
研究室の物理的な居場所は「DNP」が出資して立てたログハウスのような建物で「DNPハウス」と呼ばれていた。 木目が生でそのまま出てるようなつくりで、しかもキャンパスのはじっこ、森の中にあるので 「ここなんて軽井沢?」って感じですw
ここで残留した夜も含めて、仲間と過ごした日々が面白かった。
メンバーの誕生日を盛大に祝うことは序の口で、過激なこともした。ロケット花火を股間から発射するやつもいたなー。
俺が卒業する時なんて、わざわざ子供用プール用意してまで、ビールかけさせられたし!
そうそう、その卒業の時の打ち上げで勢い余って、俺が
映画をつくりたい!
って言ったらみんなが協力してくれて、一晩で感動ドキュメンタリーが出来た。ザイーガにも取り上げられたりと割と評判がいい。
振り返って
色んな事に一生懸命だったなーと研究室にいた時の事を振り返って思います。 前述した通り奥出教授は厳しいものの、研究室を通してものづくりの楽しさ、また、院時代には文章の書き方や英語の読み方の基礎を学んだ気がします。
そんな研究室で一緒だったクロさんとのトークなんで、こうした思い出と共に、社会人となりどのような歩みをしていったか?を中心に、夢のある話と苦労した話を混ぜながら就活中の方に何かしらを届けたいと思います。ってことでもう一度イベントの詳細のURL。定員が少なめなので登録はお早めに〜