実は先日27日木曜日。調子の悪いiPhone5を見てもらおうと渋谷の Apple Store に行ったら、ちょうどよく以前から欲しかったiPad miniが入荷していたので買ってしまった。iPad mini 16GB ブラックである。そして、たまたま昨日から鈍行列車を乗り継いで北海道まで行くという「青春18切符」な旅をしているので(実際は北海道&東日本パスを使っている)そこでiPad miniを使い倒してみている。個人的にはタブレットほぼ初挑戦。未知のサイズであるこのデバイスについていくつか分かったことを報告したい。
Kindleアプリはメインアプリ?
最初から目をつけていたのはiPad miniを電子書籍のデバイスとして使うということ。 日本上陸したAmazonのKindleはiPadアプリの展開もしているので、 Amazon上で購入したKindle対応書籍をiPadで閲覧することが出来る。 まぁアプリ自体の機能はiPhone版でも体験していたのだが、実際にiPad miniの7.9インチのディスプレイで見ると 実に「ちょうどいい」サイズであることが分かる。本体重量が約300gと確かに軽いので左手で持って右手でめくる なんていうアクションが叶えられる。
試しにいくつか本を買ってみた。
- Amazon.co.jp: ビッグデータがビジネスを変える (アスキー新書) eBook: 稲田 修一: Kindleストア
- Amazon.co.jp: 別人「群ようこ」のできるまで (文春文庫) eBook: 群 ようこ: Kindleストア
- Amazon.co.jp: キンドルで本を売る。―キンドル・ダイレクト・パブリッシングを通じた個人出版のアドバイス eBook: 小林 啓倫: Kindleストア
- Amazon.co.jp: 自腹でゴー! ~東京風俗日記~ eBook: 安田理央: Kindleストア
面白いと思ったのは、Kindle版でのみ出版されていて比較的安価で「ミニコンテンツ」と呼ばれてるような『キンドルで本を売る。...』と安田理央氏の体験談本の満足度が高いということだ。まぁ旅に出ながら電車に揺られて、iPad miniとKindleの評価をしている訳だから、すぐに全体像が把握出来て、それなりの情報が得られる書籍が必然的に評価高くなるは当然か。群ようこのエッセイは面白いのだが、Kindleで読んでいると途方もない感じがするのがちょっと辛い。
あー、そうそう『ビッグデータはビジネスを...』を含め読んでみて分かったが、iPad miniである程度読書をこなすといわゆる「速読」というか、とにかく速く文章が読めるになるっぽいね。これも不思議だけどあり得る。
iPad miniとKindleを組み合わせた読書体験で残念なのは2点。一つはやっぱりデバイスがRetinaディスプレイを搭載してて欲しかったこと。それと、Amazonのサイトで必死に探しても読みたい本はそんなに多くない点。本屋へ行って「あれもこれも欲しくなってきた」という本を購入する衝動はKindleストアであまり起こらないんだよねー。
意外とバッテリーはもつ
これは驚いたんだけど、バッテリーの持ちはいい。
全画面でGoogle Mapsを使いたい
iPhone向けのGoogle Mapsの出来が素晴らしすぎるので、是非iPad miniの大きな画面で見たいですわよ!
Appleのクソ地図なんて使いたくないです。
雑誌コンテンツを安く読みたい
Kindleで書籍やコミックスは読めるけど、もっとライトなコンテンツって意味で、雑誌を見たいね。 Newsstandのアプリでも探せるけど、コンテンツが容量的な意味で大きくて重いのと、 結局割と高めの値段で購読しないといけないのが敷居高い。
Gmailアプリの使用感は最高
iPhoneのもそうなんだが、Gmailアプリは使いやすいねー。 標準のメールアプリはもう使わず、Gmailアプリをドック?に入れて通知ありで使ってます。
分割キーボードで、入力の不安は払拭
iPad miniでどうやって文字入力するんだろ、って思っていたら、分割キーボード?ってのがあって、 右手と左手をうまい事使って、アルファベット入力やフリックによる日本語入力が出来る。 もっと速く、正しく打てるようにマスターしたい。
Webのページのスクショを撮って見返す
ちなみに今旅に出ているわけだが、電車の乗り換え具合を「ジョルダン」とかのサイトで調べて、 出て来たページをそのままスクリーンショットで撮る。これはまぁ普通に画面メモ的で便利なんだけど、 さらにフォトストリームで共有されているとiPhone5でも同じ画像を見る事が出来てさらに重宝する。
フォトストリームはここへきて便利
ってことで、iPad miniというデバイスがもう一個増えた訳で、こういう時にフォトストリームだとか、 iCloudって便利ですよね〜って思うようになるね。
本体をどこにしまうか、それが問題だ
これがやっかい。もう少し大きければカバンの中に入れるんだけど、ある程度小さいから、 例えばダウンジャケットのポケットにギリギリ入ってしまう。選択肢があるからこそ、 いつも「どこに入れようか?」と収納場所に悩んでしまう。そういう意味では俺のカラダ、生活スタイルにまだフィットしてないのかも。
iPhone5 テザリングは「熱い」
都心だと、e-mobileの回線が入るんだけど、今列車で走っているところは手持ちの中からでは、 Softbankじゃないと電波が入らない。そこで、iPhone5 のテザリング機能を使っている。 「テザリングなめてた」けど、こういう状況においてはひたすら便利。 iPhone5 がネットワーク供給源になって、そのかわりiPad miniでやりたいことをやりましょう、という具合。 ただ、これを(充電しながら)長時間やっているとiPhoneが非常に「熱く」なるのでちょっと怖いw
まとめ
結論として、一定文字数以上の文章を読むデバイスとしてはベストのサイズ感だと思う。 ただ、物理的に「物理的な本と比べて」扱いにくいのも当然で(iPad miniは落とせば壊れる) 今後自分がどのように使っていくのか、楽しんでいけるのかに興味がある。 飽きるかもしれないし。 冒頭で挙げたKindleについては、可能性が大きいのは確か。特にボリュームも少なめで、軽く、より専門的なミニコンテンツがどんどん出てきていいと思ったし、自分でもつくりたいですね。
「読書」以外については、完成度が高いと思われるiPhone5 で出来ることやその感覚とそこまで変わらずってとこかなー。 メール返信もフリック入力使うならばどちらのデバイスでも同じような文章を返すと思うし。
ってことで、まだ旅の途中。札幌にも着いていないので、これからも iPad mini いじってみます。