これはフィクションでもなんでもない。脚色があるかもしれないが、事実だ。
10月7日に俺がFacebookの記事を投稿してから引き続きあまちゃんやはまちちゃんが、 ブログでFacebookネタを公開しだし、Facebook界隈が賑わって来た。 この時から2ヶ月ちょっと。Facebook関連で非常に濃い日々を過ごせたのはある一人の男のお陰だ。 九州に住む「ささくれささお」氏である。
ささくれささお氏のプロフィールページ
彼は暇なのか、Facebook上でいいね!をたくさんくれることで有名で、 当初はみんなそれに気づいていなかったが、いいね!の数を集計するFacebookアプリのおかげで判明した。 さらに、彼が存在感を出しはじめたのは、はまちちゃんが主催した10月後半のとあるオフ会に、 わざわざ九州から明太子をお土産に上京してきた時だった。 俺はその時、行く気が無かったが、深夜3時に急にささくれささお氏に会いたくなったので車を飛ばして、 渋谷まで駆けつけた。
彼の第一印象は「いい人」だった。Facebook上で「いいね!」をくれるその姿そのままで、 俺に接してくれた。彼はFacebookに限らずネット上で存在感のあるメンツに会えたことに興奮していたので、 俺らは彼にこう言った。
東京は楽しいよ、東京に来ればいい。心配するな、歓迎する。
飲み会が終わった後、氏は漫画喫茶に宿泊し、明太子を俺に残し福岡に帰った。
続きはFacebookで。
その言葉の通り、ささくれささおは福岡にいながらもFacebook上で「いいね!」を押すという単純な事柄でも存在感を発揮した。彼をネタにした投稿も数多くみられ、人気者になった。
そして、再び彼は上京した。 Facebook上で告知を行っていた「Facebook 忘年会 in Tokyo」のためである。 10月のオフ会の時にみんながちょろっと話題に出した、「せっかく忘年会をやって人が集まるんだから、 ささおのいいね!観についてプレゼンすればいいよ」というネタが現実になった。
俺はイベントディレクターとしてこの忘年会に関わっていたのだが、 彼を含む3名のFacebookユーザーの方に簡単な5分ずつのトークプレゼンの場を用意してFacebookの使い方や、 ネタについて話してもらった。 ささくれささお氏はこのような場所でプレゼンテーションを行うのは始めて、 ド緊張しながらも会場のウケをとり、100人超えの参加者、リアルの場でも存在感をみせた。
忘年会におけるささくれささお氏のプレゼンテーション
いいプレゼンだった。
今や人気者のささくれささおは東京に来て、 いろいろな人に絡み、お世話になり、「リアルいいね!」を振りまいた。 そして再び明太子を俺に預け福岡に旅たとうとしている。
実を言うと氏は簡単な仕事をしているが、定職にはついていない、所謂「無職」である。 だが彼は東京にいる時にその濃い顔で言った。
ぼく、福岡から東京に引っ越しますよ。みんなと会いたいから。でも、仕事あるかなー
Facebookで人気者になった彼がそのうち引っ越し的な意味で東京に来る。 うちの会社では雇えないと思うが、誰かが雇ってくれるかもしれないし、 それだけプレゼンスを発揮できる力があればきっと職につけると思っている。
職だけの話ではない。 友達がもう既に東京に限らずもうたくさんいる。 俺たちのFacebookの使い方が正しいか正しくないかはわからないが、 それによって、仲間ができたんだから楽しいじゃないか。
よくあることかもしれないが、俺にとっては重要なこと。 そういうことがとある海外製のSNSを起点に起こっていたのだ。
参考リンク
- SSCR Blog(ささくれささお氏のブログ)
- fb2010プレゼン, Recorded on 10/12/18 yusukebe on USTREAM. Conference(Facebook忘年会のプレゼン映像)