音楽の話。
おそらく日本人で今現在一番好きなバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」。 といっても日頃からフォローしているわけではないので、今回の新譜「ワールド ワールド ワールド」が出たこともCD屋その場で知った。 彼らを信頼して試聴もせずに購入。すると期待に裏切られずに素晴らしい作品である。 ファースト、セカンドのアルバムがハイテンションだったので、多くのアーティストがたどる道として、 その後のアルバムが不調なんてことはなく、テンションを維持したままかつ新しい世界を切り開いている。
「ワールド ワールド ワールド」ASIAN KUNG-FU GENERATION
聴き始めはやはり先行シングル「或る街の群青」に再び惹かれたわけだが、他の新曲も耳になじんでくると捨て曲無しといった具合。今までの作品に比べると伸びのあるサウンドが特徴。そして明るいのだ。 これら点が今までになかった点だろう。
昨日ラーメン屋で読んだ「YOKOHAMA WALKER」にこのアルバムについてアジカン本人達へのインタビュー記事が載っていた。そこで、触れられていたのがアルバム全体の時間的な長さ。13曲収められていてトータルで44分と実に短い。彼ら曰く「短いのが好きだから」というのは、俺もそうだし、「全部聴いてもらいたい」という彼らの希望に則している。このようにとても聴きやすいアルバムに仕上がっている。
アジカンで思い出すのはオアシスがトリを務めたいつの年かのサマーソニックフェスティバル。 昼間のグリーンステージに出演したアジカンを見るファンの声が耳に入った。
アジカンってオアシスに憧れてバンド始めたんだよな。 それが今回で同じステージに立つって、夢を叶えたようなものだよね。 なんか感動するなー。
アジカンはオアシスと同じステージに立ったことである地点を迎えた。本アルバム「ワールド ワールド ワールド」はその次の着地地点として彼らの成長を伺える。
- ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文
- CD / キューンレコード (2008/03/05)
- Amazon 売り上げランキング: 19
- Amazon おすすめ度の平均:
- 残念だな
- 世界! 世界! 世界!
- 明るくて楽しいアジカン。