この感動は、写真や動画に収められるものではない
人から教わることも伝えることも無理
だからこそ、俺達は自分の足で山に登るのだ
―あやうい探検隊一同
昨年、奥出研な人達を中心に結成され、 初企画の「雲取山縦走登山」でいきなり危険な目に遭ったためこう名づけられた「あやうい探検隊」。 第3回目にして早くも北アルプス「奥穂」に挑戦してきました。 結果的に登頂した山は日本で第3番目の標高を持つ「奥穂高岳」。 隊長のすがちゃんが事前に参考文献としてあげた漫画「岳」を 1巻だけ読んだだけというほとんど前提知識無しの状態で登りだしたんですが、 これがまたすんげえきついのなんのって。まじ死ぬかと思った。生きててよかった。 そんな感じで今回もまだまだ初心者な俺達がハイレベルな山を攻める危険も含め、 いろいろとあやういことが起こりました。 直前に勃発した交通機関が無くて行けないんじゃないか問題、登山途中につってくる脚、 強行スケジュールのため襲い来る睡魔、定番の迫りくる日没、山荘目前にして真っ暗闇のはしご下り、 山荘内の殺伐感、下山最中大爆笑のひざ、そして止まらない屁… というわけで、上記した通りこの体験・感動を伝えるのは非常に難しい、 いや可能なものではないのですが、できる限り写真と動画と共にレポートしてみます。 お宝写真のおまけもあるよ。
*副題 : こんな(仮性ひきこもりな)僕でも奥穂に登れた
俺さ、ひきこもりなんですよ。ヒッキーってやつ。あんま言い過ぎると本物の人に怒られそうだから、 仮性ってことにしておくけど、とにかくひきこもりなの。 うんで、最近こそ都内に出かけたりする機会が多くなったけど、 いつもはたいてい部屋にずっといて、外出するのは昼飯食べにでかけるくらい。 それも移動手段は車ばっか。 だからさ、体力激衰えまくりなの。 高校生まではサッカーやってて、 そんときゃ階段ダッシュとか100メートルインターバル走とかでしごかれて体力あったんだけどさ。 今じゃ横浜行って歩いただけで筋肉痛になるほど。 それで何が言いたいかって、こんな俺でもさ奥穂高岳登れたんだよ。 さっきも述べたけど、こんなきちいとは知らなんだよ。 まじひきこもりが来るところじゃねえよ。でもさ登れたんだよ。 生きて帰って来れたんだよ。 てなわけで、「こんな僕でも社長になれた」という本がありますが、 俺は社長な上、さらに「こんな(仮性ひきこもりな)僕でも奥穂を登れた」 という視点でもこの記事をお楽しみくだされ。