いまだに被爆したかのごとく日焼けで赤くなった背中が痛いけれども、 その日差しをあびまくった夏休みのある一日のことを。
中山律子とかじゃない方のプロボーラー・ハットリとだんだん恒例になった来た夏休みの海めぐり。 去年は、熱海に行って日焼けでやられたのではなく岩にやられて血だらけになったんだけど、今年はあまり攻めてない三浦方面に行こうじゃないかということで134号を東へ。 今年こそ岩場で安全に遊びたいね、という流れで午前中は中学か高校以来に荒崎海岸に行った。途中でいい感じのおっさんがいる商店で彼曰くレンズ部分が「ガラシュ」で品質は「そこそこ」のゴーグルとシュノーケルを購入し、いざ海岸へ。
さすがお盆時期とあってか、家族連れでバーベキューやったりしている人たちがたくさんいて、昔行ったときにはわりと閑散としていたのでちょっとびっくり。それでも、遊べるスポットが分散されてるから、海の中はあんまり混雑なしで楽しめる。水も結構きれい。お魚もたくさんいる。 そんで、時期が時期なので食べれるような貝殻は無いだろうなーとあまり期待せずにもぐってみるとでっかいウニがたくさんいることが発覚。まぁウニなんてどこにでもいるだろうけど、今回唯一の獲物だけあってどうにかしてとりたい。素手じゃまず無理だし、あいつら張り付いてるので引っかき出す道具が必要だ。 そこで何でも出てくる魔法の車、ハットリ・レガシーから彼が軍手とバーベキュー用のトングを2セット持ってきてくれた。装備してみると悪くない。
そしたらいきなりハットリがトングでウニはさんで、まさしく「ウニとったどー」状態。 かなりいけてる。夢中でとったら10個以上とれたよ。ちなみに捕獲したウニを入れるバケツもハットリ・レガシーから出てきた。あのレガシーがあればなんでもできる気がしてくる。
いったん落ち着くと、「食いたいんだけどウニってどうやって割るんだ問題」が発生。 試行錯誤するものの、どうしてもぐだぐだになっちゃう。 お鮨屋さんとかウニをきれいに割る人はすごいなーと関心する。それでも、ぐだぐだなところから覗くかすかなオレンジのとろとろさんを口に入れると確かにウニ。海の塩気とウニの苦味とウニがきれいに割れないことせつなさがあいまってなんともいえない気分に浸る。
その後は荒崎の海をあがり、三浦に来たのだからと、まぐろを食し、 午後はまた違う大浦という海岸でまったりと磯遊びをして、富士に隠れる夕日を眺めながら帰った。 今年も楽しかったが、「日焼け」という痛手を負った。 普段そとに出てない、肌白い、といっていきなり日を浴びるまくるぜ、などという浅はかな考えを反省し、 来年に生かしたい。